気をつけたい日々の防犯対策
更新日:2012/01/05
安心して暮らすためには、毎日のちょっとした心がけがとても大切です。
今回は、 ①個人情報の管理 ②外出時の防犯対策 ③夜道の一人歩き ④自動車の保管方法 の4点について説明します。
1.家庭内で意外と軽視されがちな「個人情報」に要注意
①ダイレクトメールやクレジットカードなどの請求書
ダイレクトメールやクレジットカードの請求書などを、そのまま捨てていませんか?これらの書類には、住所、氏名、電話番号、性別や年齢までも記載されていることがあります。
また、クレジットカードの明細書からはローンの有無までもわかってしまいます。氏名や住所を黒く塗りつぶす、パンチで穴を開ける、はさみで細かく切ってから捨てるなどしましょう。
②勧誘の電話
勧誘電話は、「奥さまですか?」といった簡単な質問から、その家の家族構成などを巧みに聞き出そうとしています。相手がわからない電話での質問には一切答えず、相手を確認することが大切です。
③郵便ポスト
マンションなどの共有部分(玄関ホールやエントランス)に郵便ポストがある場合、郵便物そのものが盗まれなくても、盗み見るだけで個人情報をたやすく知られてしまいます。面倒でも鍵をかけるようにしましょう。
2.外出先では、スリ、ひったくり、置き引きに注意!
①スリ・ひったくり
最も狙われやすいのは、口が大きく開いたタイプのバッグのため、中身を巾着型のバッグ・イン・バッグに入れたり、スカーフなどで中が見えないようにしましょう。また、リュックタイプのバッグは外側のポケットから中身を抜き取られることがあるため、人込みでは、片側の肩ひもだけをかけて体の前で抱え込むように持ちます。ショルダーバッグも体の後ろ側にあると狙われやすいので、体の前で持つようにしましょう。ひったくり対策としては、車道側でなく路肩側に持つ、人の気配に気づいたら抱え込むように持つなどがあります。銀行やATMから出てきた後は狙われやすいので特に注意しましょう。
②置き引き
不特定多数の人がいるところでは、「少しくらいは大丈夫だろう」という思い込みを捨て、貴重品は決して手放さないことが鉄則です。置き引きに遭いやすい状況として、電車の中で仮眠している間に盗まれてしまうことがあります。財布の入った上着をフックにかける、網棚にバッグを置くなどは危険です。貴重品は必ず身につけ、バッグは抱えるように持ちましょう。
3.夜道の一人歩きに注意!
一人で夜道を歩くときは「狙われる可能性がある」と自覚することが大切です。夜遅くなるときは、できるだけ人通りが多く、明るい場所を歩き、人が潜んでいそうな駐車場、空き地、建築現場があるような場所は避けます。また、いざというときに助けを求められるよう、交番をはじめコンビニや夜遅くまで営業している店などを確認しておきましょう。
4.自動車は明るく、見通しのいい場所に駐車
自動車盗難被害の78%が駐車場で発生※。時間帯は、暗くて監視者の少ない深夜が多数を占めています。また、全体の20%が「キーをつけたまま」の盗難※です。「ちょっとだけだから......」と、エンジンをかけたまま車を離れるそのスキに狙われるケースが多いと考えられます。駐車場は照明設備が整っていて、明るく周囲からの見通しのよい場所を選びましょう。また、車内にはいっさいの荷物を放置しないことが原則です。車内に何かあると、何か金目のものがあるのではと思われ、盗るものがなくても、窓ガラスを割られたり、鍵穴を壊されることがあります。盗難防止アラームなどを設置するようにしましょう。
※平成20年大阪府警察調べ
※本ページの内容は住まいringVol.13(2009年11月発刊)掲載の情報です。