冬は、火災への対策もお忘れなく。
更新日:2012/11/19
冬から春にかけては、湿度が低く空気が乾燥する上に、火気を使う機会が多くなるため、全国的に火災が多く発生しています。くれぐれも火災にご注意ください。
冬は火災にご注意ください。
平成20年の大阪府内で発生した火災の総件数は3,392件であり、103名の尊い命が失われました。これは、1日あたりにすると約9件のペースで火災が発生していることになります。
出火原因を見ると最も多いのが、「放火の疑い」で、次いで「こんろ」「たばこ」「放火」が多くなっています。その内、「放火の疑い・放火」は全火災の約3割をも占めています。
火災の中でも「放火」は防ぎにくい犯罪ですが、標的にならないよう家を守る手立てを各ご家庭で講じる必要があります。例えば、家の周りのゴミ箱・ゴミ袋、雑誌・段ボール箱など燃えやすいものは建物内に入れる、新聞・郵便物をポストに貯めない、ゴミ出しは、夜間ではなく決められた日の朝に出す、防犯センサーなどにより暗い場所や死角を少なくする、などが考えられます。
一方、出火原因として多い「こんろ」「たばこ」「ストーブ」等の万が一の時の防火対策も忘れてはなりません。就寝時間帯の死者数・負傷者数も多く、就寝中に火の手が上がり、気が付くと手遅れであったり、別室で火事になり、発見が遅れて手遅れになる場合も少なくありません。
住宅内の火災に少しでも早く気づくためには、住宅用火災警報器の設置が重要です。平成16年6月には、消防法が改正され、住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。義務化の目的は、死因原因として最も多い「逃げ遅れ」の防止であり、寝室と寝室のある階の階段上部などへの設置が義務付けられています。
なお、関電SOSの火災センサーについては、火災発生時にセンサーが音で知らせるだけでなく、監視センサーが24時間見守り、外出時でも警備員が迅速に駆付けて、必要に応じて119番通報します。まだ設置されていないご家庭は、現在ご加入いただいておりますホームセキュリティに火災センサーを追加されることをぜひご検討ください。
空気が乾燥し火気を使う機会が増えてくるこれからの季節、火災には十分注意していただくと共に、ご不在になりがちな年末年始は、放火されない防火対策を含め、ご自宅のセキュリティレベルをあげてみてはいかがでしょうか。
※本ページの内容は、関電SOS季刊誌「住まいring」Vol.19(2011年12月発刊)掲載の情報です。