年末年始は、いつも以上の防犯対策が必要です。

留守が多くなる年末年始、空き巣被害にご注意ください。

帰省や海外旅行などに出かける機会が増える年末年始は、空き巣などの侵入犯罪が起こりやすい時期です。特に年末は、年越しの準備やお子さまのお年玉などのために、いつもより多めに現金を用意されるご家庭も多いはずです。空き巣犯は、年末年始は稼ぎ時と、お宅の留守時を狙っているかも知れません。

年末年始の外出時の防犯の基本は、戸締り・施錠です。何かと慌ただしい年末は、小さな窓等の閉め忘れが多くなりがち。門扉、物置、ガレージのシャッターの戸締り・施錠の確認までしっかり行うことが大切です。

外出時はホームセキュリティシステムのセットも必ず行ってください。うっかりセキュリティのセットを忘れて外出した時や、外出先でご自宅のセキュリティ状況が心配になった時には、「遠隔操作機能（※）」で確認すると安心です。携帯電話やパソコンでセキュリティの動作状況の確認や、セットの操作ができます。

また、防犯対策は複数を組み合わせると相乗的な効果が高まります。例えば、留守中でも誰かがいるように思わせる対策です。留守を悟られない簡単な対策としては、「新聞や回覧板を止める」こと。新聞があふれているポストは、留守であることを知らせているようなものです。そして「留守番電話に留守であることを入れない」こと。もし留守番電話に応答メッセージを入れられる場合は、「今、電話に出ることができません」というメッセージにしたり、携帯電話に転送設定をします。また、「洗濯ものはすべて取り込む」ことも対策の１つ。雨が降っていても洗濯物が干してある家は留守だと判別されてしまいます。

このような留守を悟られない対策以外でも、年末の大掃除時に、家の周りに置いているもので、窓から侵入するための踏み台になるようなものがあれば置き場所を変えるといったことも防犯対策の１つになります。

安全・安心な新年のために、年末年始の外出時には、時間にゆとりをもって、戸締り・施錠の確認、ホームセキュリティの設定など、防犯対策をしっかり行いましょう。

（※）「遠隔操作機能」の操作方法は、「取扱説明書」をご参照いただくか、弊社お客さまセンターにお問い合わせください。

※本ページの内容は、関電ＳＯＳ季刊誌「住まいring」Vol.19（2011年12月発刊）掲載の情報です。