ドアポスト防犯の重要性と効果的な防犯対策を解説
更新日:2024/11/08
住宅にはさまざまな防犯対策が施されていますが、意外と見落とされがちなのが「ドアポスト」です。ドアポストは郵便物を受け取るための便利な設備である一方で、外部からアクセスできる構造のため、犯罪者が侵入や嫌がらせの手段として利用するケースも少なくありません。
そこで本記事では、ドアポスト防犯の重要性と具体的な防犯対策について詳しく解説します。日々の生活をより安心なものにするためにも、ぜひ参考にしてください。
ドアポストの防犯が重要な理由とは?
ドアポストは、郵便物の受け取り口として便利な一方で、犯罪者にとって侵入の手口や悪質な行為の入り口にもなり得る場所になります。一般的な玄関の鍵を強化しても、ドアポストが防犯対策されていないと、無防備なドアポストを狙われてしまう恐れがあります。
以下、ドアポストがなぜ防犯上のリスクになり得るのか、その理由について詳しく見ていきます。
サムターン回しで侵入される可能性がある
サムターン回しとは、ドアポストなどから特殊な器具を差し込んで、ドアの内側にあるサムターン(つまみ)を操作し鍵を解錠する手口です。一般家庭で多く採用されているサムターンタイプの鍵を持つ住宅において、この手法は特に危険な侵入手段となります。
防犯対策を施していないドアポストを持つ家庭では、サムターン回しが容易に行われる可能性があります。近年では特殊な器具の入手も容易になっているため、サムターン回しの対策が必要といえるでしょう。
のぞき見される危険性がある
ドアポストは郵便物を取り出す口であると同時に、外部から室内を覗き見る手段としても使われる可能性があります。低位置に設置されたドアポストなどは、外部から簡単に室内の様子が確認できることがあります。スマートフォンや小型カメラなどを使用して、盗撮もできてしまいます。
これにより不在時を確認されたり、室内の状況をうかがわれたりするリスクが生じます。空き巣犯はターゲットを定める際、住人が長時間不在になる時間帯や生活パターンを把握しようとすることがあるため、のぞき見が容易にできるドアポストは非常に危険といえるでしょう。
迷惑行為の原因になる
ドアポストを介した迷惑行為もまた、防犯対策を施すべき理由の一つです。特に、外部からのアクセスが容易なドアポストは、異物やゴミ、不要なチラシなどを投入される可能性が高くなります。
こうした迷惑行為がエスカレートすると、物件や住人への嫌がらせを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。小さな嫌がらせから重大な被害まで、ドアポストの防犯対策を怠ることは、安心で快適な生活を脅かす可能性があるという点を覚えておきましょう。
ドアポストの防犯対策
ここからは、具体的にどのようなドアポストの防犯対策があるのかを解説していきます。効果的な防犯対策を施すことで、ドアポストからの侵入や迷惑行為のリスクを軽減することができます。安心して暮らせる住まいにするためにも、適切な防犯対策に取り組みましょう。
ドアポストを封鎖する
最も確実な防犯対策として、ドアポスト自体を封鎖する方法があります。特に、マンションやアパートで集合ポストがある場合、個別のドアポストは使用しないケースも多いので封鎖するのが良いでしょう。
封鎖はカバーやテープを使用する方法が一般的なので、比較的簡単に取り付け・取り外しが可能です。ドアポストを封鎖することでサムターン回しのリスクや、のぞき見、迷惑行為などのリスクを根本的に解決できます。
サムターンカバーを設置する
サムターン回し対策として、内側のサムターンにカバーを取り付ける方法も効果的です。サムターンカバーはサムターン部分を覆うことで、外部からの不正な操作を防ぐことができます。
ドアポストから特殊な器具を挿入された場合でも、サムターンカバーがあることでサムターンに直接触れることができないので解錠が難しくなります。
目隠しをする
のぞき見対策として、ドアポストに目隠しのシートを貼る方法もあります。目隠しのシートは、外からのぞき見を防ぐために布や紙などで覆うだけなので、簡単に取り付け可能です。
ドアポストを完全に封鎖することができない場合でも、目隠しを施すことでのぞき見のリスクを軽減することができます。
ホームセキュリティを導入する
防犯対策の方法として、ホームセキュリティを導入することも有効です。ドアポストに限らず、玄関や窓などの防犯対策を一括で行えるセキュリティサービスを利用することで、総合的な防犯体制を構築できます。
防犯センサーなどを設置することで、不審者の侵入を素早く検知し対応することが可能です。
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