窓・サッシ用補助錠の防犯効果は?選び方やセキュリティ対策を紹介
更新日:2024/10/16
住宅の安全性を高めるためには、窓の防犯対策に取り組むことが重要です。なかでも、補助錠を設置する防犯対策は効果が高くコストパフォーマンスにも優れているので、積極的に取り組みましょう。
そこで今回の記事では、窓・サッシ用補助錠の防犯効果について解説します。また、補助錠の種類や選び方、その他のセキュリティ対策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
窓・サッシ用補助錠の防犯効果は?
ここからは、まず窓・サッシ用補助錠の防犯効果について説明します。住宅において窓はセキュリティリスクの高い部位でもあるので、適切な防犯対策に取り組んでおかなければなりません。補助錠の役割など、その重要性について理解しておきましょう。
侵入窃盗の侵入口は「窓」
警察庁が運営している住まいの防犯サイト「住まいる防犯110番」によると、空き巣などを行う侵入窃盗の進入口は、一戸建て住宅の場合は窓がもっとも多く全体の55.2%となっています。
また、3階以下の共同住宅では、もっとも多いのが全体の46.7%である表出入り口で、それに次いで窓は38.9%と2番目に多い侵入口とされています。このようなデータからも分かるとおり、窓は進入口として非常に多く使われてしまう部位なので、適切な防犯対策に取り組むことが重要というわけです。
参考:警察庁 住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」
補助錠の役割
一般的な窓に使用されている鍵というのは、「クレセント錠」と呼ばれる簡易的な鍵になります。これはレバーハンドルを回転させるだけで施錠するタイプなので、ガラス破りなどの手口で簡単に解錠させることができます。
このように窓に備え付けられている鍵だけでは防犯性が非常に低いため、補助錠を設置して防犯対策を施すわけです。仮にクレセント錠が解錠されても補助錠があることで窓が簡単に開かなくなるので、住まいの防犯性能を高める役割があります。
補助錠が必要な理由
警察庁の住まいる防犯110番では、侵入犯罪を行う犯罪者が侵入を諦める時間は「5分」が分かれ道とされています。5分以上侵入に手間取った場合、侵入者の実に7割以上は犯行を諦めるほか、10分を超えるとそのほとんどが諦めるとしています。
窓の防犯対策においては、より多くの侵入時間を要するための防犯対策が必要と言うことです。通常、窓に備え付けられているクレセント錠に加えて、補助錠を取り付けておくことは防犯効果を高めるという観点からも必要ということです。
参考:警察庁 住まいる防犯110番「侵入者プロファイリング〜心理と行動③」
防犯効果の高い窓・サッシ用補助錠の種類と選び方
ここからは、防犯効果の高い窓・サッシ用補助錠の種類と選び方について解説します。ひとくちに窓・サッシ用補助錠といっても種類があるため、それぞれの特徴を正しく理解しておくことが重要です。窓・サッシ用補助錠の特性をきちんと理解した上で、防犯効果の高い補助錠を選びましょう。
補助錠の種類
窓・サッシ用補助錠には、以下のような種類があります。
・ストッパータイプ
・鍵付きストッパータイプ
・鍵付きクレセント錠
ストッパータイプはサッシのレールなどに取り付けることで、窓が不正に開閉されるのを防ぐタイプになります。一方、鍵付きストッパータイプはストッパータイプに鍵が付いており、より強固に開閉を制御できるタイプになります。
なお、ストッパータイプなら関電SOSから発売されている「SOSロックサポーター」などもおすすめです。
鍵付きクレセント錠は、その名の通りクレセント錠に鍵が付いているタイプです。なので、現状のクレセント錠と交換することで防犯性を高めるタイプの補助錠になります。例えば、関電SOSから発売されている「ダイヤル式 クレセント錠」も効果的なタイプといえます。
CPマークを基準に選ぶ
防犯効果の高い補助錠を取り付ける際には、「CPマーク」が付与されているタイプを基準に選ぶことが重要です。このCPマークとは、防犯性能の高い建物部品の普及を促進するため、官民合同会議で取り決められた共通の標章になります。
CPマークが付与された製品というのは、不正な侵入に対して5分以上耐えることができる製品として認定されています。そのため、CPマークのある補助錠はきちんとした防犯効果が認められているため、製品を選ぶ際にはCPマークを基準にしましょう。
窓・サッシの防犯効果を高めるならホームセキュリティ
窓・サッシの防犯効果を高めるならホームセキュリティの導入がおすすめです。ホームセキュリティなら、窓から不正に侵入されると高性能な検知センサーにてすぐに異常を検知するため、プロの警備員を直ちに派遣することができます。
24時間365日の警備を行えるので、住まいのセキュリティを大幅に向上させることができるでしょう。非常に費用対効果の高い防犯対策になるので、積極的に導入することをおすすめします。
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