窓ガラスの飛散防止フィルムと防犯フィルムの違いやおすすめのセキュリティ対策を紹介
更新日:2024/09/06
窓ガラスに飛散防止フィルムや防犯フィルムを貼ることで、地震などの災害時やガラス破りの被害を受けた際にガラスが飛散するのを防ぐことができます。いずれも窓用フィルムとして活用されていますが、厳密にはそれぞれのフィルムは特徴が異なります。
そこで今回の記事では、窓ガラスの飛散防止フィルムと防犯フィルムの違いについて解説します。また、窓の防犯効果を高めるおすすめのセキュリティ対策についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
飛散防止フィルムとは
ここからは、飛散防止フィルムの特徴と窓ガラスに施工した場合の効果について解説します。飛散防止フィルムを上手に活用することで、窓ガラスが割れた際に周囲に飛び散ることを防ぐことができます。では、より具体的に飛散防止フィルムにはどのような特徴と効果があるのかを確認してみましょう。
飛散防止フィルムの特徴
飛散防止フィルムとは、窓ガラスに衝撃が加わった際に周囲へガラスが飛散するのを防ぐことを目的にしたフィルムになります。なお、飛散防止フィルムは50ミクロンから70ミクロン程度の厚さが主流となっています。
フィルムの中では低コストで施工することができるので、あまり予算をかけずに災害対策を行いたいという場合に適しています。
飛散防止フィルムの効果
飛散防止フィルムは地震などの揺れでガラスが割れた際にも、周囲に飛散するのを防ぐ効果が期待できます。そのため、未施工の場合と比較すると、割れたガラスを踏んで怪我をするといった二次災害のリスクを低減させることができます。
また、UVカットタイプもあるので、壁や床が紫外線による影響で劣化するのを防ぐ効果もあります。その他にも、カラータイプを施工すればプライバシーも確保できるため、一定の目隠し効果も期待できるでしょう。
防犯フィルムとは
ここからは、防犯フィルムの特徴と窓ガラスに施工した場合の効果について解説します。飛散防止フィルムと似た表記も多く混同しがちな防犯フィルムですが、実は防犯フィルムの方が効果も高いという特徴があります。では、より具体的に防犯フィルムにはどのような特徴と効果があるのかを確認してみましょう。
防犯フィルムの特徴
防犯フィルムとは、飛散防止フィルムよりも厚さがあり防犯性能が高いフィルムのことを指します。飛散防止フィルムが50ミクロン程度の厚みしかないのに対して、防犯フィルムというのは400ミクロンと約8倍もの厚みが確保されています。
なお、防犯フィルムのなかでもCPマークが付与されている商品は、より防犯効果も高いという特徴があります。CPマークは防犯を意味するCrime Preventionを図案化したもので、防犯性能が高い商品にしか付与されないシンボルマークです。
防犯フィルムの効果
防犯フィルムというのは、飛散防止フィルムと同様にガラス飛散を防ぐ効果もあります。また、フィルムの厚さが確保されていることからも、こじ破りや打ち破り、焼き破りなどの侵入方法にも一定の効果を発揮するため、ガラスを破って侵入するための時間を多く要するようにできます。
なお、強い衝撃が加わってもガラスが抜け落ちてしまうリスクを低減できるので、災害時のガラス飛散も防げるメリットがあります。UVカット製品も多いため、紫外線による日焼けなども防ぐことができます。
飛散防止フィルムの防犯効果について
飛散防止フィルムは、目隠しの効果やガラス飛散のリスクを低減できる商品です。ただし、防犯フィルムよりも厚みが少ないことからも、防犯性能は非常に低いという側面があります。
警察庁の住まいる防犯110番によると、一戸建て住宅における侵入窃盗の侵入手口はガラス破りが2番目に多いとされています。このことから分かるとおり、窓ガラスから侵入されてしまうのを防ぐ対策が必要というわけです。
そのため、防犯効果を期待したい場合については、飛散防止フィルム以外の防犯対策に取り組むことが重要と言えるでしょう。
参考:警察庁 住まいる防犯110番「手口で見る侵入犯罪の脅威」
飛散防止フィルムより防犯効果の高いおすすめのセキュリティ対策
窓ガラスを含めた住まいの防犯性能を高めたい場合、ホームセキュリティの導入がおすすめです。ホームセキュリティとは、火事やガス漏れ、侵入犯罪などの異常を検知すると自動で警備会社に通報し、プロの警備員をすぐに派遣してくれるセキュリティサービスになります。
在宅中はもちろんのこと、家を留守にする際にも警備システムを作動できるため、24時間365日の遠隔警備体制を手軽に構築することができます。なお、異常を検知した際には必要に応じて110番通報なども行うことができます。
非常に防犯効果の高いセキュリティ対策になるので、住まいの安全・安心を確保するためにも、ホームセキュリティを導入しましょう。
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