ペアガラスの防犯効果と併せて導入したいセキュリティサービスを紹介
更新日:2024/08/16
ガラスが二重の構造をしているペアガラスは、断熱性にも優れており多くの住宅に採用されています。一方で、ペアガラス単体では防犯性が低いため、防犯効果を高める取り組みを行う必要があります。
そこで今回の記事では、代表的な窓ガラスの侵入方法を紹介すると共に、ペアガラスの防犯効果を高める方法について徹底解説します。
窓ガラスからの侵入方法とは?
警察庁の住まいる防犯110番によれば、一戸建て住宅における侵入窃盗の侵入手口では「ガラス破り」が2番目に多い手口として紹介されています。このガラス破りは主に「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」の3つの手口に分類することができます。
そこでここからは、これら代表的な窓ガラスの侵入方法について解説します。
こじ破り
こじ破りとは、別名「三角割り」とも呼ばれる日本独特のガラス破りの手法になります。ドライバーを使用して窓の錠前部分とサッシの溝に差し込んでこじ開ける方法で、比較的音も大きくなく短時間で解錠できる一面があります。
侵入するための道具はドライバーのみなので、不審者が大きな道具を持ち歩く必要もありません。特別な技術もない方法なので、侵入方法の中でも多く利用される傾向にある手法といえるでしょう。
打ち破り
打ち破りとは、ドライバーやバールなどの道具を用いてガラスをたたき割って侵入する方法になります。こじ破りとは違って大きな音を出してガラスを破壊し侵入するため、大胆な侵入方法といえるでしょう。
ただし、単純にガラスを破壊して侵入する方法なので、特別な技術を必要としない一面があります。そのため、人目を気にする必要がない場所や、短時間で侵入する目的の犯罪者が多く使用する傾向にあります。
焼き破り
焼き破りとは、昨今話題に上がり始めたガラス破りの手法で、ほとんど音が出ない侵入方法の一つです。この手法は急激な温度変化によってガラスを破壊する方法で、バーナーでガラスをあぶって水などで急速冷却してガラスの一部を破壊します。
そのため、ガラスが割れる際には一瞬音が発生するものの、他の手法に比べて音がほとんど出ない特徴があります。また、焼き破りは数十秒程度でガラスを割ることが可能なので、侵入時間も比較的短時間で行える方法になります。
ペアガラスの防犯効果を高める方法
ここからは、ペアガラスの防犯効果を高める方法について解説します。ペアガラスだけでは防犯効果は低いですが、きちんとした対策を施すことで高い防犯効果を見込むことが可能です。住まいのセキュリティを高めるためにも、ペアガラスの防犯効果を高めましょう。
防犯フィルム
ペアガラスに防犯フィルムを施工することで、防犯効果を高めることができます。防犯フィルムとは、窓ガラスを割って侵入されるのを防ぐ役割を持つ特殊なフィルムのことを指します。
ハンマー等でガラスを割ろうとしても、防犯フィルムがあることで侵入されにくくすることができますまた、ガラスが飛散するのも防いでくれるため、飛び散ったガラスで怪我をするリスクも抑える効果があります。
比較的低コストで導入することができるので、費用を抑えつつ防犯効果を高めたい方におすすめの方法です。
防犯ガラス
ペアガラスに使用されているガラスは通常のガラスですが、防犯ガラスに変更することで防犯効果を飛躍的に高めることができます。防犯ガラスとは、ガラスとガラスの間に特殊な膜を挟んで作られているガラスです。
防犯フィルムよりも破壊されにくいため、より高い防犯効果が期待できます。また、防犯ガラスは合わせガラスとなっているため、共振を防ぐことによって遮音性能も通常のガラスより高いメリットがあります。
防犯フィルムよりはコストが増えるものの、高い防犯効果を見込むことができるため、機能性重視で考えている方は防犯ガラスがおすすめです。
ペアガラスの防犯効果と併せて導入したいセキュリティサービス
ペアガラスと併せて導入することで防犯効果を飛躍的に高めることができるのは、セキュリティーサービスになります。ホームセキュリティとも呼ばれているサービスで、進入口に高性能な侵入検知センサーを取り付けて遠隔警備を行えるサービスとなっています。
なお、ホームセキュリティはプロの警備会社が提供しているサービスなので、異常を検知するとすぐに警備員を派遣することができます。また、必要に応じて110番通https://www.ksos-web.jp/homesecurity/ 報なども行えるので、住まいのセキュリティを大幅に向上させることができるでしょう。
長期間家を留守にするようなケースでも、24時間365日の警備体制を敷くことができます。比較的安価なコストで導入できるため、住まいの安心安全を確保するためにもホームセキュリティを導入しましょう。
関電SOSのホームセキュリティプラン詳細はこちら