戸建てを購入する前に知っておきたい!共働き家庭の防犯対策をご紹介!
更新日:2021/06/01
戸建て住宅は侵入の対象になりやすい
空き巣などの侵入被害は、年々減少傾向にあります。しかし令和元年の侵入犯罪の認知件数は71,122件で、例年の傾向からみると半数が住宅を対象とした犯行です。なかでも戸建て住宅は発生件数が最も多いため、万全の防犯対策が必要です。防犯対策の前に、まずは犯人がどのようにして侵入しているかを知っておきましょう。
空き巣などの侵入手口
警察庁発表の「令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」の統計によると、半数以上が窓から、それ以外では玄関のような出入り口が侵入口となっています。最も多い窓からの侵入ですが、その詳細は以下のようになっています。
戸建て住宅では、特にガラス破りによる侵入が多くを占めています。2階以上の窓は無施錠になっていることも多く、あえてそこを狙って侵入を試みる侵入犯も多くいるため、どの住宅がいつ侵入されてもおかしくないと考えるのが良いでしょう。
戸建てを購入する前に知っておくべきリスク
上記で紹介させていただいたように、戸建て住宅は侵入犯罪が起こりやすい場所です。そのようなリスクをあらかじめ知っておくだけでも、購入前に戸建てを建てる場所や導入すべき防犯対策が事前に考えられます。
また侵入は未然に防げる犯罪です。まずは「いつ自分の家が侵入されるかわからない」という危機感を持っておくことが重要です。ご家族が安全に暮らせる場所にするためにも、戸建て購入と同時に防犯対策も考えておきましょう。
共働き家庭におすすめの戸建て防犯対策6選
戸建て住宅の中でも、特に注意すべきは日中に家を空けることの多い共働きのご家庭です。空き巣のような侵入犯は、ターゲットの生活リズムを把握して犯行に及ぶと考えられるため、共働きの場合は、そうでないご家庭に比べて狙われやすい傾向にあります。
また防犯対策は後からでも導入できるものですが、早いうちに導入するに越したことはありません。ここでは戸建て購入と合わせて準備すべき、おすすめの防犯対策について紹介させていただきます。
①防犯カメラを設置する
防犯カメラは怪しい人物の記録はもちろん、威嚇にも効果的です。「防犯カメラが設置されている=防犯意識が高い」ということから、侵入犯もターゲットから外す傾向にあります。
また異常時にはスマホに通知されカメラ映像が確認できるなど、常に自宅の安全が守れる体制がつくれます。
②人感センサーライトを設置する
暗くなってからの侵入を防ぐには、人感センサーライトが最適です。犯行が発覚することを恐れる侵入犯は、突然の明かりなどに強い抵抗があるものと思われます。そのため、万が一侵入を試みられても、自宅内への侵入を防ぐために効果的です。
③防犯砂利を敷く
大きな音を立てる防犯砂利は人感センサーライトと同様に、バレずに侵入したい空き巣に対して効果的です。侵入口になりやすい窓や出入り口付近の地面に敷くと良いでしょう。
④窓や玄関口の鍵を防犯性の高いものにする
どんなに施錠しても、ガラス破りやピッキングなどにより、侵入される可能があります。そのため、窓はガラス破りができないよう防犯ガラスや防犯フィルムを、そして解錠されないよう補助錠を設置するのもおすすめです。
また玄関口の鍵はピッキングに強いものを導入したり、2段階ロックとなっている鍵を導入しましょう。鍵やガラスの付け替えは後からだと手間になるので、戸建て購入時に防犯性の高いものを導入しておくことをおすすめします。
⑤高い塀や生け垣を作らない
防犯性を考えると、周囲からの孤立環境を作ってしまう高い塀や生け垣はなるべく作らない方が安全なケースも少なくありません。周囲から見えない環境は、侵入犯にとって好条件です。
⑥SOSパッシブセンサーを設置する
SOSパッシブセンサーを導入することで、万が一窓や出入り口を突破されたとしても、犯行防止が期待できます。天井付近に設置することで、異常侵入があった際にはセンサーが検知します。24時間体制の監視センターへと信号が発信され、迅速に自宅に警備員が駆けつけます。家を空けている際に異常が発生しても、警備会社に自宅の安全確認が任せられるため安心です。
戸建ての共働き家庭は警備会社と連携した防犯対策がおすすめ
防犯対策はリスクを抑えるものであり、すべての犯罪を確実に防ぐものではありません。共働きで家を空ける時間が長いご家庭も多く、常に自宅の安全を気にかけているわけにもいきません。
そこでおすすめなのは、警備会社と連携した防犯対策です。防犯機器を通して異常を検知し、迅速に警備員の駆けつけや110番通報に対応してくれます。
また警備会社は基本的に365日24時間体制であるため、仕事中や就寝中などの異常もキャッチして対処してくれます。自宅が安全な場所であり続けるためにも、ぜひ警備会社と連携した防犯対策を取り入れてはいかがでしょうか。