空き巣対策するなら知っておきたい「5分」という数字の意味
更新日:2021/01/21
空き巣の「5分」とは?
空き巣対策する際には、空き巣犯の特性を理解しておく必要があります。そこで空き巣犯の特性を理解するために、頻繁に使われるのが「5分」です。これには2つの意味合いがあります。
1つ目が、犯人は室内に侵入し金品を盗み、家を後にするのに5分以内で完了するケースが多いことです。よって5分以内という短時間でも犯行を終えてしまう空き巣の特性を理解した空き巣対策が必要です。例えば長時間家を空ける際はもちろんのこと、コンビニへの外出やゴミ出しなど、ほんの数分であっても空き巣に侵入される可能性があります。そのため、短時間の外出であっても施錠を徹底しましょう。
2つ目が、ガラス破りやドア破り、施錠破りに5分以上の時間がかかる場合、犯行を断念するケースが多いことです。5分以内でも犯行を完了できる反面、5分以上かかってしまうと人目に触れやすく通報されるケースが多く、犯人にとってのリスクが高くなります。よって簡単に侵入されないよう、ガラスや窓、ドアなど建築部品の強度にも気をつけると空き巣対策は効果的です。
CPマークとは?
単に強度のある建築部品といっても、その判断は一般的に難しいものです。そこで注目したいのが、「官民合同会議(警察庁・国土交通省・経済産業省・民間関係団体で構成)」が行う試験を通過した、防犯性能が高い建物部品に与えられている「CPマーク」。
家の建築部品を購入する際には、CPマークがついている部品を選ぶことで、空き巣対策にもつながります。とはいってもタイミングよく家を建て替えるなどのケースを除いて、一般的に建築部品を替える機会は多くありません。
手軽に空き巣対策するためには
施錠の徹底やCPマークのついた建築部品を導入するのは有効な空き巣対策です。しかし施錠忘れは誰しも起こり得る可能性があり、建築部品の導入も一般的には難しいのが事実。多くの方にとっては、手軽に効果的な空き巣対策するのがベストです。
建築部品の強化という意味では、窓ガラスに防犯フィルムを貼るのがおすすめです。市販の防犯フィルムを既存の窓ガラスに貼り付けるだけでも、ガラス破りに効果的です。しかし建築部品を強化しても犯行が起こってしまいますので、限界があります。
そのため犯人の侵入を検知することで、外部の監視センターに通報される「SOSパッシブセンサー」や「SOSワイヤレスマグネットセンサー」、「SOS非常ボタン」などの防犯機器を導入すると安心です。