空き巣犯があきらめる時のポイントを知って賢くホームセキュリティー

空き巣が諦めるポイントとは

日常に潜んでいる空き巣によって、誰もが被害者になり得ます。警視庁が発表したデータによると、平成30年に起きた侵入窃盗の約5割は住宅で発生。このように高確率で住宅が狙われ、実際に被害が出ているのです。同じく警視庁が発表した平成30年の住宅侵入のデータによると、縁側・ベランダ・居室などの窓からの侵入が約6割。そして玄関などの出入り口からの侵入が約4割というデータとなっています。

その手段は一戸建て住宅では「ガラス破り」、中・高層住宅は「無締まり」によるものでした。一戸建て住宅でも「無締まり」による侵入の割合は少なくありません。データからわかるように、空き巣は戸締りをしていない住宅を狙う可能性が高いのです。またガラス破りをしても犯行ができているという点から、音を立てていても気づかれにくい立地にある住宅が狙われやすい傾向にあるといえます。

そもそも空き巣は犯行前に下見を行うケースが一般的です。その家の家族構成や生活リズム、立地などさまざまな条件を加味してターゲットを選定。特にセキュリティ対策がなされていない、人目につかずに犯行しやすい住宅が狙われやすいでしょう。しかしそんな空き巣にも犯行を諦める時があります。それは空き巣の特性とターゲットの選定を空き巣犯の視点で考えることで、見当がつきます。実際に目に見えるセキュリティ対策がなされている家は圧倒的に狙われにくいです。

空き巣は犯行中に見つかってしまうことを1番恐れています。そのため入念な下見をした上で、成功させるために計画を練ります。しかしどんなに好条件であっても、下見時点で外からでもわかる万全のセキュリティ対策をしている家は諦める傾向にあるのです。

おすすめのホームセキュリティとは

空き巣が諦める時のポイントは、セキュリティ対策がなされている家でした。それを踏まえて、ここではおすすめのホームセキュリティをご紹介します。

〇防犯カメラ

侵入口となり得る窓や出入り口周辺に防犯カメラを設置することで、録画機能としての効果はもちろん、威嚇の効果にも繋がります。防犯カメラを設置している家は、空き巣も狙いたくないでしょう。さらにただ録画機能があるだけでなく、異常を検知した場合はスマートフォンに通知。さらに現場状況も確認できます。また24時間体制の監視センターにも異常が送信され、現場状況に応じて迅速な対応をしてくれます。
〇SOSパッシブセンサー

特に一戸建て住宅では、ガラス破りによる空き巣被害の割合が1番多いです。侵入口となり得る窓や出入り口付近の天井に設置することで異常侵入をセンサーで感知し、監視センターへ信号を送信します。窓から室内状況をうかがった際に、天井にセキュリティ対策がしてあることで、侵入を諦めるケースも考えられるでしょう。また万が一侵入されてしまった場合でも、監視センターに送信された異常信号から、迅速に警備員が駆けるので安心です。