~空き巣が多い都道府県BEST3~ 近年の空き巣事情を知って防ごう!
更新日:2019/10/30
近年の空き巣事情
年々、空き巣被害は減少傾向にあり、この背景には個人の防犯意識の高まりが大きく関係しています。ホームセキュリティーを導入する家庭が増えていることも、空き巣被害の減少に繋がっているのかもしれません。
しかし、減少しているとはいえ、現在もなお、その被害自体がなくなったわけではありません。中でも、窃盗を目的とした犯行は依然として発生件数も多いのが現状です。また、物品を盗まれるだけではなく、暴行や殺人にまで発展するケースもあるため、空き巣には十分に気をつけておきたいところです。ここでは、警視庁の調べを基にした、「都道府県別刑法犯の認知件数、検挙件数、検挙人員(平成28年)」つまり、空き巣の多い都道府県のデータを基に近年の空き巣の実情を確認し、被害を未然に防ぐ方法についてご紹介していきます。
空き巣の多い都道府県BEST3
先ほど挙げた統計によると、実際に空き巣の件数が多いのは、1位から順に7000件を超える愛知県、5500件超える千葉県、5500件程の大阪府となっています。やはり、人口の集積地である都市圏が件数も多い結果になっていることがわかります。特に愛知県は全国の中でも、突出して件数が多く、その次に千葉県と大阪府が並ぶ形の件数となっています。しかし、人口の集積が最も大きい東京都は4番目となっていることから、上位の都道府県よりも、防犯対策が進んでいることが伺えます。また、特に一戸建て住宅の被害が多く、全体の42%を占めています。
空き巣被害を防ぐ方法
上位に入っていた都道府県にお住いの方は特に警戒が必要ですが、全ての都道府県で空き巣被害は報告されており、どの都道府県であっても防犯対策を行う必要性があります。その対策を行う上で重要なのが、侵入者が犯行の際に拒むものを理解しておくこと。そして、その対策を講じておく必要があります。
「広島県警視庁現場捜査員アンケート」によれば、侵入者は、物音や足音、話し声といった音やライトの明かりを嫌う傾向があることがわかっています。しかし、これらは基本的に意図したものではありません。つまり、防犯対策として行なったわけではありません。
そこで、実際に被害を防ぐ方法としては、やはり、ホームセキュリティーの導入が最も効果的なようです。ホームセキュリティーによって視覚的に防犯対策がなされていることを侵入者に働きかけることで、抑止効果を期待できるからです。さらに、仮に侵入を許したとしてもホームセキュリティーは監視センターへの報告や、それによってガードマンを送り込むことができるので、被害を最小限に抑えることができます。