春から一人暮らしを始める方必見！賃貸マンションでも可能なセキュリティ対策

更新日：2019/04/05

念願の一人暮らし。新居選びの条件はあるけれど…

新生活を前に、念願の一人暮らしをされる方も多いかと思います。その中で新居に対しての条件があるかと思います。立地環境、築年数、おしゃれな外観や間取り……。

でも、一番こだわっていただきたいのは、「セキュリティ」です。特に女性の一人暮らしの場合は最も意識していただきたいポイントです。今回は賃貸マンションでも可能なセキュリティ対策についてご紹介します。

今や当たり前のオートロック。でも落とし穴も。

「マンションのセキュリティ対策」と聞くとまず思い浮かぶのが、「オートロック」です。総務省統計局発表の『平成25年住宅・土地統計調査』によると、オートロックの共同住宅の割合はオートロック式が全体の31.8％、これは平成20年の数値（26.4％）と比べると、5.4％もアップしており、徐々に普及率を高めています。オートロックは一見、安全のように思いますが、いくつかの盲点のあることを認識しておきましょう。

空き巣は……

・居住者に紛れて侵入してしまう

・業者を装い、侵入

……するケースも考えられます。特に、一人暮らしの方が多いマンションでは近所付き合いも希薄。どんな人が住んでいるかなど分かりませんから、不審者である空き巣が侵入してきてもよく分からないかもしれません。

また、オートロックだからと安心し、自宅の玄関に施錠しない方も多いようです。オートロックをあまり過信しないことが重要です。

賃貸マンションならではのセキュリティ対策

マンションのセキュリティ対策と聞くと、賃貸は関係ないと思われるかもしれません。しかし、簡単にセキュリティ対策ができるものもありますので、取り入れてみてはいかがでしょうか？

◆鍵を変える

新築ならともかく、何年か経っている賃貸マンションでは、鍵が前に住んでいた人と同じというケースも多いかと思います。合鍵で侵入されることもかんがえられます。また、ピンシリンダーと呼ばれる、ギザギザのシンプルな鍵の場合も多く、ピッキングされやすいのが弱点です。

そこで、オススメしたいのは、ディンプルシリンダータイプの鍵。鍵の表面に凸凹したくぼみのある鍵でピッキングに強く、合鍵もなかなか作ることができないといわれています。また、合鍵を作るにも高い技術が必要で、技術が低い場合、鍵穴に差し込んだけれど抜けないこともあったり、最悪、鍵穴が壊れてしまうこともあるようです。

◆窓を割れにくくする

窓から侵入されるケースも多いので、防犯フィルムを貼ることをもオススメします。空き巣は窓を割って侵入する際、５分かかると諦めると言われており、防犯フィルムはガラスを割れにくくする効果があります。ホームセンターなどに行くと、防犯フィルムが売っていますが、性能が実証されているのは「CPマーク」がついたものだけです。これは警察庁、国土交通省、経済産業省などが制定したものです。また、窓に貼る場合も資格を持った方が施工する決まりになっています。

◆窓を開けにくくする

空き巣は窓ガラスを割り、鍵を開けて侵入します。しかし、窓がそれほど開かなかったら、侵入を諦めるといわれています。つまり、窓を少ししか開けさせない工夫をしておくことで、空き巣は家の中に侵入できなくなります。そこで有効となるのが、窓用補助鍵です。女性一人でも簡単に設置できます。