泥棒に狙われる家と狙われない家の違いを知りたい！

泥棒に狙われる家と狙われない家には「違い」がある。

一見、違いのなさそうな家でも、侵入のプロ・泥棒から見たら「狙われる家」と「狙われない家」に違いがあるようです。どうすればその違いが分かるのか。今回は泥棒に狙われる家と狙われない家の違いについて、紹介いたします。

泥棒に狙われる家の共通したポイント

泥棒に狙われる家には、いくつかの共通点があります。

□一見して「留守」だと分かる家

泥棒にとって侵入しやすいのは、その家に住む家族が留守にしていることです。実は、留守であることを泥棒に自ら知らせてしまっているのを、ご存知でしたか？

・電灯

日中は気になりませんが、夜間に玄関先の電灯がついていない場合、泥棒に留守を知らせていることにもつながっているかもしれません。普段、在宅時でも電灯をつける習慣を身に着けておくことも大切です。また、消費電力も抑えられるLED電球に変えて、つけっぱなしで外出するか、タイマー付きの電灯に変えるなど工夫が必要です。

・郵便受け

新聞や郵便物が郵便受けからあふれていたら、泥棒でなくても留守宅だと分かります。長期不在にされる場合、新聞や郵便は届出をすればその期間だけ、配達を止めてもらえます。

・洗濯物

電灯と郵便受け同様、「洗濯物の干しっぱなし」は泥棒にとって、その家は留守がちであることを知る一つの手がかりになることがあります。特に雨の日、洗濯物を干しっぱなしという状態であれば、留守であることは一目で理解できます。

・インターホン

留守にされている間、泥棒が下見がてらインターホンを鳴らし、誰も応答しないことや留守にしている時間帯をチェックしているかもしれません。録画機能付きインターホンというものがあり、泥棒の姿を録画することもできますし、泥棒も自分の姿が撮られてしまうインターホンのある家を避けるかもしれません。

□見通しの悪い家

例えば、高い塀や植栽で囲まれた家は泥棒の侵入を拒絶しているかのように思えますが、外からは泥棒の姿が見えず、むしろ泥棒が好む家となっています。

□施錠が甘い家

泥棒は衝動的に侵入するよりも、事前に下見を行い、確実に「仕事」ができる家をみつけます。その下見の際に、家の中で施錠ができていない窓があれば、泥棒はそこから侵入しようとします。「この窓からは侵入できないから鍵はかけない」ではなく、全ての窓は施錠をしておきましょう。

□２階に上がるための、「足場」がある家

２階建ての家の場合、２階の窓の施錠がなされていないことも多いようで、泥棒は２階から侵入しようと考えます。その際、２階に上がるための足場があると、泥棒の侵入を助けていることになります。足場になりやすいような、例えば室外機やゴミ箱、１階の窓の桟や格子などには注意を払いたいところです。

□防犯設備のない家

泥棒は下見をしながら、ホームセキュリティを導入しているかどうかを確認しています。ホームセキュリティを導入していなければ、泥棒にとっては「狙いやすい家」という認識になるでしょう。

意外な立地条件も泥棒は狙いやすい

そして、泥棒にしか分からない、「狙いやすい」立地条件もあります。

・駅前、コンビニ近くの立地

・幹線道路沿い

・新築（新興住宅地）

「駅前」、「コンビニ近く」、「幹線道路沿い」などは、人通りが多いため意外な感じがしますが、喧騒の中に紛れてしまうことで、侵入しやすいという側面があるようです。また「新築（新興住宅地）」に関しては、近所付き合いもない中、見知らぬ人間（＝泥棒）が周囲を歩いていても誰も気付かないという特性がある上、新築の家には引っ越しにまつわる支払いの関係上、現金が多く自宅に置いてある傾向があるようです。

どんな家が狙われない家なのか？

では、「泥棒に狙われにくい家」はどういうポイントがあるのでしょうか？　それは簡単です。これまで紹介した「泥棒に狙われる家」とは反対のことを行えばいいのです。住宅の立地環境はなかなかかえることはできませんが、「留守と悟られない工夫」、「施錠をしっかりと行う」、そして「ホームセキュリティの導入」などと言った自衛策を図る必要があります。

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