はじめてのホームセキュリティ。セキュリティ会社の選び方や知っておくべきことは?
更新日:2019/02/15
セキュリティ会社がテレビCMを放映したり、実際にホームセキュリティを導入するご家庭が増えたりするなどしてホームセキュリティが身近になりました。一度は興味を持たれた方も多いのではないかと思いますが、打ち出すポイントは企業によってさまざまです。そこで、4つのポイントに絞って「セキュリティ会社の選び方や知っておくべきこと」をお伝えします。
高まるホームセキュリティの需要
これまで「ホームセキュリティ」といえば、一部の資産家を対象としたイメージがありました。しかし警察庁発表の資料によると、2017年末時点で、警備業社数9,548社中、ホームセキュリティを謳う企業(「1号警備業務・住宅を対象」)は、日本では471社、全体の4.9%あると言われています。
これは、現代社会の変化が大きく影響しています。例えば、女性の社会進出や少子高齢化、地域コミュニティのつながりが弱くなってきたことで、日中に留守をする家庭が多くなり、また地域全体で安全を見守るという意識が希薄になりつつあります。
さらにはストーカーや不審者の犯罪といったように、これまででは考えられないような物騒な犯罪が発生しているため、一般家庭向けホームセキュリティの需要も高まりをみせています。
セキュリティ会社を4つのポイントで比較
その1:「拠点数の多さ」
「緊急時にすぐに駆けつけてくれる」という理由がホームセキュリティ導入の大きなきっかけになるのではないでしょうか。「すぐに駆けつける」ということで考えると、自宅からセキュリティ会社の拠点が近い・多い方がスピーディな対応になる傾向があります。拠点の場所はセキュリティの観点から非公開になっている場合が多いのですが、まずは拠点数の多さに着目してはいかがでしょうか。
その2:「料金の内訳」
インターネットで調べ、非常に安価でホームセキュリティを導入できると思ったら、意外といろいろなサービスが別の料金設定になっていることもあります。一概に料金だけで全てを判断はできませんが、月額料金(ランニングコスト)と内容をよく精査する必要はあります。中でも注意したいのは、警備員の出動に関する費用「出動費」です。場合によってはオプションで別料金の契約になっている場合もあります。
その3:「分かりやすいサービス内容」
サービス内容については「どの範囲までをセキュリティしてくれるか」を明確に把握しておく必要があります。先ほどの「料金」とも関係しますが、「緊急時に契約書を読み直してみたら、望んでいたサービスがオプション契約で、実際には未契約だった」といったことにならないようにしましょう。
その4:「機器の使いやすさ」
何か起こったとき、頭の中はパニックになります。そのような場合に複雑な使い方をしなければいけないセキュリティ機器では、意味がありません。また、最近では、スマートフォンの普及によって、アプリでセキュリティ管理ができる会社もありますが、そのアプリの使い勝手が悪ければ、ホームセキュリティに対する意識も低下してしまうかもしれません。
優先したいポイントを決めて、各社を比較しましょう
ここで挙げた4つのポイントは各社を比較する際のおおまかなポイントです。それ以外にもホームセキュリティ会社を選ぶ際のポイントについては、ライフスタイルや家族構成など、状況によってさまざまなはずです。優先したいポイントをまず決めていただき、ホームセキュリティのサービスや料金などを徹底比較することをオススメします。