空き巣に侵入させないベランダの防犯術
更新日:2018/10/09
どうしてベランダに空き巣対策が必要なのか
住人が家を空けているときを狙って侵入する、空き巣による犯罪が増えています。空き巣と言うと玄関の鍵を壊して入ってくるイメージがありますが、実際にはそんなことはありません。むしろ玄関より他の場所から侵入することが多いので、玄関以外の対策をすることも重要です。では空き巣が侵入するのに狙う場所は、住まいのどこなのでしょうか。警察庁の調べによると、玄関も確かに多いものの、窓があるベランダから侵入する空き巣も同じくらい多いことが分かっています。これは、玄関というのは意外と人目につきやすい場所であることと、サムターン回しやピッキングへの対策として新型の鍵が普及したことが影響しているようです。ベランダが狙われるのは、周囲に遮蔽物が多く外からも見つかりにくいためと言われています。玄関の鍵を交換したからといって安心していると、ベランダから被害に遭う恐れもあります。ベランダも忘れずに空き巣対策しておきましょう。
外側から行えるベランダの空き巣対策
ベランダへの空き巣対策は、外側からと内側からに分けて行うとより強固になります。まず外側からの対策としては、監視カメラを据え付けるというのが効果的です。犯罪者は身元がバレるのを恐れるため、外から見て監視カメラがある場所には近づきません。ベランダに向けて監視カメラが設置してあれば空き巣もあきらめる可能性が高く、犯罪を未然に防ぐことができます。これまで監視カメラは高い価格で売られているのが難点でしたが、今は製品が普及したこともあって、低価格帯のものも充実しています。暗闇でも撮影できる暗視装置や記録メディアによる録画機能があれば十分ですので、取り付けておくことをおすすめします。なお、監視カメラはその存在を空き巣に見せることが重要なので、外から分かりやすい位置に設置するようにしましょう。
内側から行えるベランダの空き巣対策
内側から行う空き巣対策としては、ベランダに通ずる窓の鍵を必ず施錠することです。窓の鍵というのは住人がつい閉め忘れやすい場所であるため、それを狙う犯罪者も多くいます。マンションやアパートの2階から上に住んでいると、そもそも鍵をかける習慣がない世帯もあるようです。外壁伝いに侵入してくるケースも多いので、施錠を習慣づけるようにしましょう。窓ガラスに防犯フィルムを貼り付けておくのも有効です。空き巣はガラスを割って侵入しますが、防犯フィルムはガラスを割れにくくして侵入をあきらめさせる役割を果たします。子どもが誤って割ったときの飛散防止にもなるので、ベランダに面する窓ガラス全てに貼り付けておくと良いでしょう。
ベランダからの空き巣対策には、ホームセキュリティと併用してSOSワイヤレスマグネットセンサーの利用がおすすめです。窓や扉の開閉状態を検知して異常をすぐにお知らせ。侵入される前の早期発見で、より迅速な対応ができます。