旬の野菜を味わう。 夏の代表野菜 --なす--
更新日:2012/08/17
夏の代表野菜 --なす--
中なすなど1年中出回っているものもありますが、なすの旬は夏。太陽の光をたっぷり浴びて「茄子紺(なすこん)」と呼ばれる果皮の色が濃くなるほどおいしさが増します。また、なすの色素にはポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防効果があるといわれています。
なすはとても品種が多く、地方によって形や大きさも違い、調理法も様々です。くせがないため、焼く、揚げる、炒める、蒸すなど調理法次第で様々な味わいが楽しめます。特に油との相性がよく、とろりとしたコクのある味わいに仕上がります。
●選び方
皮に張りがあり、身がしまっており、へたの切り口が新しく、とげが痛いくらいにとがっているものが新鮮です。皮の紫色が濃いものを選びましょう。
●種類とおすすめの調理法
〈中なす〉どんな料理にも向きます。
〈水なす〉水分が多くみずみずしいので漬物に向きます。
〈賀茂なす〉京都の丸なすで身がしっかりしまっています。揚げものや田楽に。
〈小なす〉一口なす、茶せんなすとも。切り目を入れて素揚げにしたり、からし漬に。
●下ごしらえ
なすは切ると酸化して変色するため、切ったらすぐに水につけます。多めの油ですぐに加熱するときは水につける必要はありません。身がやわらかいので、皮をむく場合は皮むき器で縦にむくと簡単です。
●保存
なすは冷気に弱いのでラップやポリ袋に包み、冷蔵庫の野菜室など冷えすぎないところで保存します。
※本ページの内容は、関電SOS季刊誌「住まいring」Vol.18(2011年7月発刊)掲載の情報です。