知っておきたい!熱中症にかからないための予防対策
更新日:2018/08/17
2018年の夏は災害級の暑さのため、熱中症で運ばれる人が続出
例年に比べても災害級の暑さと報道されている2018年の夏。日本各地で40℃を超す地域も出ています。その結果、大阪では7月16日~22日の1週間に熱中症と診断された患者数が例年の約4倍に上り、各地で死者も出ています。自分は大丈夫などと過信せずに、きちんと熱中症のための予防対策を心得て実践することが何より大切です。特に子どもや高齢者は、熱中症にかかりやすい上、症状が悪化して亡くなるリスクも高くなります。正しい熱中症の予防対策を知り、できることを行っていきましょう。
子どもの熱中症対策は特に注意が必要です
子どもは大人に比べると体温調節機能が発達しておらず、身体に熱がこもりやすくなります。また遊びに夢中になるあまりに、自分の体調の変化に気付きにくい子もいます。子どもの熱中症対策の基本として、油断せずに周囲の大人が見守ることがまず大切です。自分の子どもではなくても、何かしら異変を感じたら、すぐに涼しい場所に運び、対処する必要があります。水分と塩分を補給し、症状が重く、苦しがる様子があれば救急車を呼びましょう。
今年は多くの学校で、プールの授業も中止になっています。実は、水の中でも熱中症になるのです。夏休みシーズンの今、海やプール、川で水遊びをしている子どもたちにも注意の目を向けることが必要です。
子どもも大人も、全員に必要な熱中症対策
熱中症は、健康に自信がある人でもなり得ます。日頃から鍛えているスポーツマンでも熱中症で救急搬送される人がいるほどです。そのため、年齢や体力に関係なく、誰もが熱中症を甘く見ずに予防対策を行うことが重要です。また、熱中症は体の抵抗力が弱っているときにかかりやすくなります。まずは規則正しい生活を心がけて寝不足や、夏バテによる食欲不振を防ぎましょう。
外出時は日傘の使用、帽子の着用をおすすめします。できるだけ日陰を歩くようにして、こまめに水分補給を行いましょう。体内のナトリウムが減少しても熱中症になりやすいので、梅干しや塩せんべいなどで塩分を補う必要もあります。最近では塩飴など塩分が摂取できるお菓子も販売されています。今やニュースなどで、環境省による「暑さ指数」も報道されているので、その日がどのくらいの暑さ指数なのかを外出前にチェックして参考にすると良いでしょう。
冷房が苦手で窓を開けて寝たい方は防犯対策もきちんと行いましょう。夜間に窓を開けているご家庭には、関電SOSのSOSワイヤレスマグネットセンサーがおすすめです。セキュリティを作動させることによって、夜間や就寝時間など、本来なら窓が開くはずのない時間に空いた場合、監視センターにすぐに異常を知らせてくれます。
そろそろ暑さも落ち着いてほしい時期ですが、まだまだ油断はできません。日中も就寝時もしっかりと水分補給をし、熱中症を予防しましょう。