自分は大丈夫と思ってない?熱中症になりやすい人とは
更新日:2018/07/27
全国各地で暑い日が続き、熱中症に関するニュースを耳にすることが増えています。熱中症はそれほど暑さを感じていなくても起こりうる症状です。熱中症は、いくつかの条件が重なることによって引き起こされます。
熱中症とは、暑い環境の中で発生する体の不調
熱中症とは、体の外から入ってくる熱と体の中で発生する熱の影響により、引き起こされます。高齢者や乳幼児に多く発生します。心臓病や腎臓病、糖尿病などの病気がある人の場合も頻度が多くなります。また、高温環境での運動時・作業時で多く起こります。年代や健康状態に関係なく、暑い中で無理をすると発生します。臓器障害を起こすことも多いのが特徴です。
2018年7月16~22日の1週間で熱中症死者は65名
総務省消防庁は24日、熱中症による全国の死者数が1週間で65名だったと発表しました。2008年の集計開始依頼、1週間当たりでは過去最多となりました。連日の猛暑による命の危険に伴い、各所では様々な取り組みが行われています。例えば、あるパチンコ屋さんの駐車場では、車内に置き去りにされた子どもがいないか、パチンコ店が見回りを強化しています。「車内に子供を置き去りにしないで!」というポスターの下に「救出のため、車の窓ガラスを割る場合があります」という記載もしています。
高齢者、赤ちゃんは特に熱中症になりやすい
高齢者の方は、エアコンをつけていなくて熱中症になったというイメージがありますが、実は高齢者の方は、温度に対して感受性が乏しくなるので、自覚があまりないということもあります。冷え症で暑さに気が付かない方や、自律神経の働きが悪く体温調節がうまく出来ない方、冷えを気にして冷房を使わない方は、要注意です。寒がりの方は、これくらいの暑さは別にと思っていると、体温調節がうまく出来ずに、気が付くと熱中症になるというケースが多いのです。
また、赤ちゃんや子供も熱中症になりやすいです。人の体の体温は約37度を保つために、暑ければ汗をかいて蒸発する気化熱で体温を下げますが、子供は体が未発達のため、大人に比べて熱中症になりやすいといえます。
運動不足の人も熱中症になりやすい
熱中症には軽い運動をすることが自分でできる対処法の一つとなります。筋肉量を増やすことで、冷房による冷え性にも熱中症にも強い体質になります。運動不足の人は、汗をかく機能が低下しています。運動で汗をかくことで、体温調節ができる体にも近づくことができます。簡単にできる熱中症対策をご紹介します
簡単にできる熱中症対策は、水分と塩分をこまめに取ることです。水分の体内吸収には時間がかかるので、例えば運動する際は、1時間ほど前からこまめに摂取しましょう。また、十分な食事量を心がけましょう。一食抜くことで、コップ2,3杯の水分不足に相当します。これから暑さが本格的になりますが、夏バテ知らずの元気な体を保ちましょう。安心のくらしは関電SOSホームセキュリティにご相談ください。