保育園の防犯対策でやるべきことを徹底解説
更新日: 2024/04/22
園内の貴重品や児童の安全を確保するためにも、保育園における防犯対策は非常に重要です。安心してお子様を預けられる施設として運営するためにも、適切な防犯対策に取り組みましょう。
そこで今回の記事では、保育園を運営している施設向けに「保育園の防犯対策でやるべきこと」を徹底解説します。
保育園の防犯対策が必須な理由とは
文部科学省が発表した「学校施設における犯罪の動向」によれば、平成15年における刑法認知件数は279万136件とされており、平成6年と比較すると約1.6倍の増加傾向となっています。
このうち保育所を含む学校施設で発生した刑法認知件数は4万6723件となっており、こちらも平成6年と比較した場合約1.7倍もの増加傾向にあります。このような背景からも、保育園における安全性を確保するためには、適切な防犯対策に取り組む必要があるということです。
参考:文部科学省「学校施設の防犯対策に関する調査研究報告書」
保育園でやるべき防犯対策
ここからは、保育園でやるべき防犯対策の種類について解説します。不審者から園児を守るためには、保育園施設のセキュリティを強化する必要があります。そのため、適切な防犯対策に取り組んで、親御様が安心して預けられる施設運営を実現させましょう。
防犯カメラを設置する
保育園に防犯カメラを設置することで、施設のセキュリティを強化することができます。犯罪行為を記録できる防犯カメラの存在というのは、不審者にとって大きな脅威となるため、犯罪を抑止する効果が見込めます。
また、実際に不正行為が発生した際にも、防犯カメラに記録された映像は証拠映像として活用することができます。犯罪を早期に解決させるためにも重要なツールなので、保育園においても防犯カメラを設置してセキュリティ強化を図りましょう。
オートロックを導入する
保育園の入り口にオートロックを導入することで、施設内への不正な侵入を防げるのでセキュリティが向上します。オートロックというのは、共有の出入り口部分に設置される自動施錠が可能なシステムです。
このオートロックがあることで、施設関係者以外が入りにくい仕組みにすることができます。なお、オートロックを採用することで、お迎えの際に毎回保育士さんが解錠する必要がなくなるので、スタッフの負担軽減が可能な一面もあります。
園内施錠を徹底する
保育園内におけるさまざまな箇所の施錠を徹底することも、防犯対策としては効果的です。例えば、出入り口部分の施錠を徹底しておくことで、不審者が園内へ侵入することを防ぐことができます。
また、園内に設置している各種ロッカーなども施錠を徹底することが重要です。施錠によって管理を適切に行っておくことで、盗難被害なども抑制することができるため、総じて園内のセキュリティが向上するでしょう。
保育士同士で連携する
保育士同士で連携を図っておくことも、施設の防犯対策として重要です。例えば、不審者が現れた際の対応方法や児童の避難方法といった不審者対応訓練なども、事前に行っておくことが重要です。
不審者というのは、予期せぬタイミングで現れるため、あらかじめ職員間で訓練をしておく必要があります。実際にトラブルが発生した際にも直ちに対応できる体制を作っておくことが、児童の安全を確保するためにも必要な事といえるでしょう。
日々の情報収集を徹底する
保育園の安全性を確保するためにも、日々の情報収集を徹底することは非常に効果的な防犯対策になります。例えば、保育園周辺の地域で発生した事件や事故などの情報は、随時確認しておく必要があります。
なお、情報収集を行う際には、自治体から発信されている情報以外にも、防災アプリやSNSなどを活用するのが効果的です。リアルタイムの状況はSNSが非常に効果的なので、さまざまなツールを活用して情報収集に励みましょう。
保育所・託児所向けのセキュリティサービス
保育園の施設セキュリティを向上させるためには、警備のプロが提供するセキュリティサービスが非常に効果的です。関西電力グループの『関電SOS』では、保育所や託児所向けのセキュリティサービスを提供しており、本格的な警備体制を簡単に構築することができます。
高性能なSOSパッシブセンサーは、広範囲で不正な侵入を検知できます。また、SOSワイヤレスマグネットセンサーを扉や窓に設置する事で、不正な開閉も検知して異常を監視センターに通知できるので、直ちに警備員を派遣することができます。
手軽に24時間365日の警備体制を構築することができるので、保育園の施設セキュリティを強化したい場合は、関電SOSまでお気軽にご相談ください。
関電SOSの保育所・託児所向けのセキュリティサービスの詳細はこちら