出店荒らしの犯行手口や防犯対策を徹底解説
更新日: 2023/06/29
出店荒らしとは、店舗が営業していない時間帯に侵入して金品を窃盗する犯罪行為です。このような犯罪被害を防ぐためには、具体的な犯行手口を理解すると共に、正しい防犯対策に取り組むことが重要です。
本記事では、店舗を経営している企業向けに「出店荒らしの犯行手口や効果的な防犯対策」について詳しく解説します。
出店荒らしの犯行手口とは?
出店荒らしの防犯対策で重要なことは、どのような犯行手口があるのかを知っておくということです。千葉県警察本部が公開している出店荒らしの最近の代表的な手口では、ガラス破りや無締まりのドアからの侵入が挙げられています。
その他にも、金庫をその場で壊したり、金庫ごと持ち去るといった手口も依然として発生しているほか、組織的な手口も増えているので注意が必要です。
また、犯罪者というのは、侵入する物件の下見をするのが一般的です。この際に、客用出入口や通用口、窓などの状態・条件を確認した上で、もっとも侵入しやすい場所から犯行に及ぶ傾向にあります。
いずれの進入場所もガラスや錠を破壊して犯罪者は侵入してくるので、これらの場所に防犯対策を講じることが非常に重要になってきます。なお、店舗の場合は幹線道路沿いや建物同士が近い場合など、特定の条件下が重なるとより出店荒らしの被害に遭いやすいこともあります。
出店荒らしのターゲットにならないためにも、犯罪を抑制できる防犯対策を講じて被害に逢わないように心がけましょう。
出店荒らしを防ぐ3つの効果的な防犯対策
ここからは、店舗を経営する企業が取り組むべき出店荒らしの防犯対策について詳しく解説します。犯罪者から店舗を守るためにも、効果的な防犯対策を施して犯罪に巻き込まれることを防ぎましょう。
補助錠を取り付ける
出店荒らしの防犯対策として、補助錠の取り付けは非常に有効な方法です。補助錠とは、既存の錠(主錠)に加えて取り付ける追加の錠のことで、ドアや窓のセキュリティを強化することができます。
補助錠を取り付けることで、犯罪者が侵入するのを遅らせる効果があります。例えば、ガラスを割って主錠を開けるという手口も、補助錠があることで防ぐことができます。
さらに、補助錠は物理的な防犯だけでなく、抑止力の効果もあります。例えば、補助錠が見える位置に取り付けられていると、犯罪者はそれを見て侵入を躊躇することがあります。つまり、犯罪者にとって補助錠は侵入の困難さが増すだけでなく、侵入そのものを防止する可能性もあるということです。
出店荒らしを防ぐためにも、主錠と併用して補助錠を取り付けることが重要です。
防犯ガラスや防犯フィルムを施工する
出店荒らしの防犯対策として、防犯ガラスや防犯フィルムの施工は非常に効果的です。防犯ガラスとは、通常のガラスよりも強度が高く衝撃に強い特徴があります。そのため、窓ガラスを割って侵入しようとする犯罪行為を防ぐことができます。
一方の防犯フィルムは、既存の窓ガラスに貼り付けるもので、ガラスの強度を高めて破壊による侵入を遅らせることができます。また、防犯フィルムは、ガラスが割れたときにガラスの破片が飛び散るのを防ぐ役割も果たします。
このように防犯ガラスや防犯フィルムは、物理的な防犯対策として非常に効果的というわけです。出店荒らしを防ぐためにも、防犯ガラスや防犯フィルムの導入を検討してみましょう。
機械警備を導入する
出店荒らしの防犯対策として、機械警備の導入はもっとも効果的な防犯対策です。機械警備とは、監視カメラ、センサーなどを設置することで、24時間365日警備会社が遠隔警備をしてくれるセキュリティサービスです。
機械警備の一例としては、侵入検知システムがあります。これは、窓やドアなどの開口部に検知センサーを設置することで、不正な侵入を検知するものです。不審な動きや侵入を検知した場合、アラームが作動して犯罪者を威嚇するとともに、警察や警備会社へ自動的に通報することが可能です。
なお、この機械警備は常時警備員を配置させるのに比べて、コスト効率が良いというメリットもあります。
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