保育所・託児所の防犯対策に親御さんも安心のセキュリティプランを紹介
更新日: 2023/01/18
防犯意識の向上に伴い、多くのご家庭をはじめ施設や店舗でも防犯対策やセキュリティサービスの活用が進んでいます。中でも小さなお子様を預かる保育所・託児所では、不審者を侵入させないための厳重な防犯対策が必要です。本記事では、保育所・託児所で狙われる物をご紹介した上で、親御さんも安心の防犯対策、セキュリティプランについてご紹介します。
保育所・託児所では何が狙われるのか?
まずは保育所・託児所において、不審者や窃盗犯に狙われやすいものについてご紹介してきます。これらを踏まえて、具体的な保育所・託児所の防犯対策やセキュリティプランについて考えていきましょう。
現金
不審者や窃盗犯がターゲットにするのは、第一に現金です。保育所や託児所では、保護者からもらった保育料をはじめ備品購入用など、多くの現金が保管されているケースも少なくないでしょう。こうした保育所・託児所に保管されている現金が、窃盗の対象になるケースが想定されます。また保育所や託児所の運営時間内であれば、スタッフルームに保管されている従業員の現金が狙われてしまう可能性もあります。
備品
不審者や窃盗犯によって、保育所・託児所で狙われるのは現金だけとは限りません。特に最近では現金支払いが少なくなっており、保育料の支払いにクレジットカードや引き落としを採用している保育所・託児所もあるかもしれません。それに伴い保育所・託児所では現金を保管していないといったケースも増えています。
そうした中で窃盗の対象となるのが、パソコンやタブレットをはじめとする電子機器、高額になるケースの多いピアノなどの楽器類です。こうした窃盗の対象となる備品で共通するのが、転売した際に高額になるか否かです。一般的に電子機器は数万円から十数万円、ピアノは数十万円から数百万円程度と、保育所・託児所の備品の中では高額で転売される傾向にあり、窃盗の対象になりやすい特徴があります。
子供
子供が不審者のターゲットにされてしまい、連れ去られてしまうケースも否定できません。実際に過去には子供の家族だと名乗って、子供を連れ出した犯人が逮捕された事例も報告されています。このような事例は防犯対策だけでは、解決が難しい側面もありますが、先生側がこうした事例を把握し、現金や備品ではなく子供が狙われてしまう可能性があることを常に認識しておくことが重要です。
個人情報
保育所・託児所では、子供やその家族、従業員などの個人情報を保管しているケースが一般的です。防犯対策を進める際には現金や備品以外にも、そうした個人情報を狙って侵入する不審者の可能性も踏まえておく必要があります。
またマイナンバー制度の施行に伴い、保育所・託児所を含む全ての事業者に対して、個人データの漏洩などに必要な措置をとる、安全管理措置が義務付けられています。そのため特に現在は、保育所・託児所でも厳重な個人情報の保管が求められています。
保育所・託児所の防犯対策におけるセキュリティプラン
上記でご紹介したように、保育所・託児所では現金をはじめ備品や個人情報など、不審者や窃盗犯に狙われてしまう可能性のあるものが多く存在します。またマイナンバー制度や安全管理措置が求められていることからも、十分な防犯対策を講じる必要があります。その中で、保育所・託児所の防犯対策を進めるには、次のような防犯機器とセキュリティプランの導入を検討してください。
SOS非常ボタン
不審者や窃盗犯が侵入した際などの緊急時に、外部の監視センターへ異常を知らせるために活用するのが、SOS非常ボタンです。基本的には保育所・託児所の事務所や先生の待機室、などに設置します。不審者や窃盗犯が侵入するのは、夜間だけとは限らず、日中の侵入時には特にSOS非常ボタンの活用が有効です。
専用ICカードでセキュリティの解除を管理
休業日や営業時間外、業務時間以外など、通常は保育所・託児所に入ることがない時間帯に立入りがあった場合、「いつ」「誰」が警備を解除したかを把握することが重要です。セキュリティのセットを従業員に任せている場合、管理が行き届かず被害にあってしまうことも考えられます。専用ICカードでのセキュリティ解除を管理者にメールで通知が来るように設定することで、不在時も安心できます。
SOSワイヤレスマグネットセンサー
保育所・託児所の窓や出入り口に設置し、異常な開閉を検知するのがSOSワイヤレスマグネットセンサーです。特に先生が保育所・託児所にいない夜間の侵入を防止するために有効な防犯グッズです。
SOSパッシブセンサー
保育所・託児所内の異常を三次元で検知し、異常事態を知らせてくれるのが、SOSパッシブセンサーです。SOSワイヤレスマグネットセンサーと併用することで、侵入経路と室内を二重で検知できるようになり、厳重な防犯対策を講じられます。
SOS火災センサー
保育所・託児所内の火災を自動的に検知してくれるのが、SOS火災センサーです。保育所・託児所内では、日常的に給湯室でガスや火を使うことも少なくないでしょう。それに伴い火災の危険性も鑑みておく必要がありますが、その際にSOS火災センサーの設置も有効です。
関電SOSでは、経験豊富な専任スタッフが侵入者の逃走経路まで計算した最適な保育所・託児所のセキュリティプランをご提案いたします。是非一度ご相談ください。