お盆休み前に!工場倉庫の防犯対策は万全ですか?
更新日: 2022/08/01
お盆休みをはじめ、夏季休業やシルバーウィーク、年末年始といった数日間に及ぶ休業時、工場や倉庫の防犯対策は万全でしょうか。防犯対策の進められていない工場や倉庫の休業時は窃盗犯にとって、この上なく都合の良い状態です。
本記事では工場や倉庫をお持ちの企業が窃盗被害にあわず、従業員や備品機器、資材などを守るために行うべき休業中の防犯対策についてご紹介していきます。
工場や倉庫にある備品や機器、資材も窃盗の対象に?
工場や倉庫に保管されているのは、備品や機器をはじめ資材や部品、原材料と多種多様です。また防犯対策を考える際に、金品さえ厳重に保管していれば問題ないと考えているケースも少なくありません。
しかし備品や機器をはじめ資材や部品、原材料といった金品以外のものも、窃盗被害にあってしまうケースが数多く報告されています。
特に最近では、気軽に利用できるオークションサイトやフリマアプリなどが人気を集め、盗んだ備品や資材などがサイトやアプリ内で販売されてしまう事態も起こっています。
こうした手軽に売買できる点や発見されにくい点を踏まえると昨今は現金よりも、むしろ備品や資材などを窃盗した方が、安全かつ確実に換金できるケースも珍しくありません。そのため工場や倉庫では、金品に加え備品や資材などを守るための防犯対策を進める必要があります。
工場や倉庫ではデータの扱いにも注意
金品や備品、資材などと同じように、昨今ではデータを守るための対策も重要視されています。特に工場で扱う製品には社外秘のデータが含まれていたり、倉庫では機密情報が含まれている製品などを保管しているケースもあることでしょう。そのため工場や倉庫にあるものが窃盗にあってしまうと、データの紛失はもちろん管理体制を問われ、会社としての信用問題や損害賠償、最悪の場合には取引先がなくなり倒産の可能性も否めません。
またマイナンバー制度(2015年10月)が施行され、工場や倉庫業を含む全ての事業者に安全管理措置が課されるようになったことからも、防犯への対応は急務です。そのほかにも異物混入や備品の破壊、いたずらなどを防ぐためにも防犯対策は必要不可欠です。
工場や倉庫の窃盗被害を防ぐための防犯対策・防犯機器
ここからは工場や倉庫の窃盗被害を防ぐための防犯対策として、防犯カメラをはじめ具体的な防犯機器、それぞれの特徴をご紹介していきます。
防犯カメラ
犯行や不審な行動を記録できる防犯カメラは、最も認知されている防犯機器の1つで、工場や倉庫をはじめ多くの場所に設置されています。防犯カメラを工場や倉庫に設置し、窃盗犯や不審者の行動を捉えるための活用はもちろんですが、犯行を断念させる効果も期待できます。また最近では工場や倉庫の内部に防犯カメラを設置し、従業員によるトラブルなどを確認する目的でも使用されています。
防犯ステッカー
工場や倉庫の外壁に設置する防犯ステッカーは、防犯対策の有無を簡単に知らせられるので、犯行の抑止に効果的です。さらにホームセンターなどでも購入でき、手軽に行える防犯対策です。また警備会社やセキュリティ会社から提供されるステッカーであれば、より高い防犯効果を期待できます。
人感センサー・センサーライト
人の動きを検知できる人感センサーは、一般家庭をはじめ工場や倉庫など幅広い場所の防犯対策に使用されています。また人感センサーは、周囲を照らすセンサーライトとセットで使用されるケースが一般的です。従業員や周辺の人から目視されることを嫌う犯人にとっては、人感センサーとセンサーライトを活用し、現場を照らすのも有効な防犯対策です。
ワイヤレスマグネットセンサー
窓や扉に設置し異常な開閉を検知できるマグネットセンサーも、防犯対策には有効なアイテムです。また自動的に異常を検知しスマホなどに通知してくれるタイプもあるので、通常の営業時はもちろん、従業員がいない長期休業中でも有用な防犯機器です。
パッシブセンサー
人から発生する赤外線を検知できるパッシブセンサーは、工場や倉庫に不審者が侵入した際、工場や倉庫内で異常な動きがあった際などに効果的な防犯機器です。また工場や倉庫の外を人感センサーで検知し、窓や扉といった侵入口をワイヤレスマグネットセンサーで検知、そしてパッシブセンサーで内部を検知するといったように、それぞれの場所に適した防犯機器を併用することで、高い防犯効果を期待できます。
金品はもちろん、従業員や備品や機器、資材などを守るためにも、工場や倉庫の安全を守るために、ぜひ防犯機器の導入を進めてください。
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