弁護士・税理士事務所は、機密情報の漏洩に注意！必ずするべき防犯対策とは？

更新日： 2022/03/31

弁護士・税理士事務所は特に窃盗犯に狙われるケースが多い場所で、その分防犯対策も欠かせません。実際に弁護士・税理士事務所では金品を狙った犯行はもちろんですが、機密情報を狙った犯行も多く報告されています。弁護士・税理士事務所は金銭面だけではなく、特に信頼性によって契約が決まるケースが多く、機密情報の漏洩は特に注意する必要があります。

本記事では、弁護士・税理士事務所が必ずするべき防犯対策として、具体的な防犯グッズまでご紹介します。弁護士・税理士事務所の信頼を落とさないためにも、入念な防犯対策を進めていきましょう。

弁護士・税理士事務所を専門とする窃盗犯がいる？

窃盗犯には一般住宅を狙った犯行をはじめ、賃貸マンションやアパートを狙った犯行、飲食店を狙った犯行など、そのターゲットを専門とする窃盗犯が存在します。また弁護士・税理士事務所を狙った、「事務所荒らし」を専門とする窃盗犯も存在します。実際のところ、窃盗といえば金品の窃盗をイメージするケースが多いでしょう。

その点、金品はほとんど置いていない弁護士・税理士事務所の場合、「自分の事務所は大丈夫」と思われるかもしれません。しかし弁護士・税理士事務所を専門にする窃盗犯がいるように、その現場の特性に詳しく、あえて金品は狙わず、機密情報だけを持ち去るケースも報告されています。

機密情報には、一般的な機密書類をはじめ、パソコンやUSBメモリなどが該当します。特に注意すべきは、そうした現物が窃盗被害にあわなくてもコピーを取られてしまい、そもそも被害に気づかないケースです。そのため弁護士・税理士事務所は、しばらくの間被害に気付かず対応が遅れてしまうケースもあります。

窃盗被害は信用を低下させてしまいますが、こうした被害に気づかずに対応が遅れるほど、さらなる信用力の低下を招きます。それに伴い顧客が離れてしまったり、最悪の場合には弁護士・税理士事務所として再起できないほどのダメージを負ってしまう可能性もあります。

このように弁護士・税理士事務所を専門とする窃盗犯の存在を改めて留意し、もし窃盗被害に遭ってしまった場合のリスクまでを想定し、入念な防犯対策を進めておく必要があります。

弁護士・税理士事務所が機密情報を守るための防犯対策とは？

実際に弁護士・税理士事務所が窃盗犯を事務所内に入れてしまっては、信用力低下を招いてしまいます。そのため弁護士・税理士事務所が具体的な防犯対策を進める際に重要になるのが、そもそも犯人を事務所内へ入れないための防犯対策です。これは上記でも触れたように、事務所内に被害がなくとも弁護士・税理士事務所を専門とする窃盗犯の場合、機密情報をコピーし犯行を済ませるケースもあるためです。具体的な防犯グッズは次の通りです。

一眼で防犯対策されていることがわかる防犯ステッカー

防犯ステッカーは弁護士・税理士事務所の扉や窓に貼り付けるだけで、手軽に防犯対策できる防犯グッズです。セキュリティ会社や防犯対策会社などと契約すると配布され、貼り付けることができます。

犯行の記録と抑止に効果的な防犯カメラ

防犯グッズといえば防犯カメラです。防犯カメラは弁護士・税理士事務所外の不審者を記録したり、侵入者の人相を記録することを主な目的とする防犯グッズです。しかし防犯カメラの効果はそれだけではなく、設置されていることで犯罪の抑止効果を期待できる防犯グッズでもあります。

実際に人目を気にして犯行に及ぶケースが多い窃盗犯は、防犯カメラが設置されていることで犯行を断念する傾向にあり、設置しているだけでも効果的です。しかし犯行に慣れている窃盗犯には見破られてしまうケースもあるため、ダミーの防犯カメラはあくまでも補助的な防犯グッズとして活用しましょう。

窓・扉に設置するSOSワイヤレスマグネットセンサー

防犯ステッカー・防犯カメラに加えて、弁護士・税理士事務所の防犯対策を強固にするために欠かせないのがSOSワイヤレスマグネットセンサーです。SOSワイヤレスマグネットセンサーとは、弁護士・税理士事務所における窓や扉に設置して使用する防犯グッズで、異常な開閉が起きた際には自動的に検知できる仕組みです。そのため窓や扉がこじ開けられてしまった場合でも、即座に対応できます。