工場付き事務所のセキュリティは何から始めたらいい?実践的なリスク管理について
更新日: 2021/05/18
工場付き事務所は窃盗犯に狙われやすい
工場付き事務所は、機密情報や個人情報、金品などが保管されていることもあり、空き巣をはじめとする窃盗犯から狙われやすい可能性があります。また一般的な事務所よりも、工場付きの方がそのリスクが高いと考えられますが、その理由として、以下のような特徴が挙げられます。
・工場があると、敷地内に不特定多数の人が出入りしやすい
・工場内の薬品や鋼材を狙ったついでに、事務所も狙われる
・夜間や休日に敷地内に人がいても、周囲から怪しまれにくい
・日中の犯行の場合、工場の音で侵入による不審な音をかき消せる など
工場には盗んで換金できるものも多く、かつ不特定多数の業者が出入りすることからも、侵入犯にとって好都合な環境です。そんな工場と同じ敷地内にある事務所にも、個人情報や機密情報など、窃盗して得するものが多く保管されています。バレにくい、そして盗んでお金になるものが保管されている場所が同じ敷地内に2つあれば、それは侵入犯にとって一石二鳥なのです。
工場付き事務所の実践的なリスク管理はここから始めよう
窃盗犯に狙われやすい工場付き事務所は、まずターゲットとされないことが重要です。PCのセキュリティ対策や金庫、工場や事務所の施錠だけでは、窃盗に簡単に突破されてしまいます。そこでおすすめなのが、防犯カメラやセンサーをはじめとする防犯グッズの導入です。
窃盗犯は犯行前に下見をして、工場付き事務所のセキュリティなどをチェックしています。その際に防犯カメラや防犯ステッカー、人感センサーライトなどが設置してあると、窃盗犯はターゲットから外す可能性が高まります。なぜなら窃盗犯がもっとも恐れていることは、犯行がバレることだからです。つまりまず始めるべきセキュリティは、外からでもわかる防犯対策の導入です。
万全なリスク管理には警備会社と連携したセキュリティを
万全なリスク管理をしたい場合におすすめなのが、警備会社と連携したセキュリティ対策です。警備会社と連携しているメリットは、24時間365日体制でセキュリティ管理に対応していることです。
たとえば事務所の窓や出入り口付近に「SOSパッシブセンサー」を設置すれば、異常侵入を検知した際に、監視センターへと信号が発信されます。これにより迅速に警備員が駆けつけ、事務所の安全確認や必要に応じて110番通報に対応。警備会社が常に現場の異常に対応できるため、夜間や休日でも安心できます。
万全なリスク管理により大切な事務所を守りたい場合には、ぜひ警備会社と連携したセキュリティの導入を検討してみてください。