士業事務所は狙われやすい?機密情報管理の必要性と対策について
更新日: 2021/04/22
士業事務所が狙われやすい理由とは
士業事務所は、空き巣をはじめとする侵入犯に狙われやすい場所と考えられます。実際に士業事務所は金庫で現金を管理しているケースもあるでしょうし、性質上、機密情報も多く保管している場合が多いとも考えられます。さらに個人事務所などは大きなビルに入っていないことも多く、容易に侵入できてしまう事務所も多くあります。
また、犯行に慣れた侵入犯にとって金庫の解錠は容易である場合が多く、解錠できなくともそのまま持ち去られるケースもあります。また、侵入に関しては、ガラス破りやピッキングなどで簡単に侵入されるケースも珍しくありません。
犯人にとって金品をはじめ機密情報などターゲットにする対象が多い士業事務所は要注意です。また侵入しやすい立地や条件にある士業事務所は、侵入犯に狙われる危険性が高いということを押さえておきましょう。
機密情報管理の必要性
士業には弁護士や会計士、司法書士などさまざまな業種があります。仕事内容は違えど、いずれの士業も取引先の重要な機密情報を扱っている点で共通しています。
機密情報は、事務所外に持ち出してはならないものであり、侵入犯に持ち出されることで、漏洩事件などに発展する可能性もあります。さらに、内容によっては取引先に大損害を与えてしまうこともあるでしょう。また機密情報が持ち出されてしまった、という事実だけで取引先からの信用性を失うリスクもあります。機密情報を扱う士業は、信用が第一といっても過言ではない業種です。
そのため、機密情報管理の必要性は高く、厳重に管理してこそ仕事が成り立ちます。また侵入犯だけでなく、内部犯行が起こる可能性もゼロではないため、いつでも機密情報管理には目を光らせておく必要があります。
機密情報管理を万全にするためには
金庫を施錠し、PCにパスワードを設定するだけでは、機密情報管理は十分とは言えません。侵入犯は金庫やPCごと持ち出す可能性もあります。機密情報を管理しているものにセキュリティを課すだけでなく、そもそも侵入されない、犯行を起こさせない環境作りが重要です。
そのためには防犯カメラや侵入検知センサーなどの、セキュリティ機器の導入がおすすめです。防犯カメラは犯行現場を記録してくれるだけでなく、侵入犯への威嚇にも効果的です。また事務所内にも設置しておけば、内部の犯行防止にも役立ちます。とはいえ、防犯カメラだけでは、侵入を完全には防げないことも事実です。
そのため「SOSパッシブセンサー」や「SOSマグネットセンサー」のような、侵入を検知するセキュリティも合わせて導入するのもよいでしょう。24時間体制の監視センターと連携しており、異常信号を検知することで、安全確認のために迅速に警備員が駆けつけます。大事な事務所と信用性、そして機密情報を守るためには、セキュリティの導入が欠かせません。