特殊機器が盗まれることもある!?工場付き事務所のセキュリティ対策について
更新日: 2020/10/28
工場は誰に・なぜ狙われる
工場は現金を置いていないので、侵入者に狙われないと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし実際に工場における不審者侵入の事件は発生しており、その被害は窃盗にとどまりません。窃盗以外にも、放火や機密情報の持ち出しなどが起こっています。
また侵入者となり得るのは外部の第三者だけだとは限りません。そのため常に不審者や侵入者には、アンテナを張っていないといけない環境にあるのです。
さらに工場という特性上、大きな音を立てても、外部から疑われにくい環境にあるのも狙われやすい要因といえます。
特殊機器が盗まれることもある…?
工場が狙われやすい理由の1つに、高額で換金されやすい金属類があることが挙げられるでしょう。実際に工場の資材倉庫から計2トンもの金属棒が盗まれた事件も発生しています。またそれだけではなく顧客データや技術などの機密情報が持ち出されたケースもあります。
そして意外にも狙われるのが特殊機器。市販では入手できないがゆえに、金目のものが目的の侵入者から狙われる傾向にあるのかもしれません。特殊機器が盗まれてしまうことで、生産ラインや営業が停止してしまう可能性もあるでしょう。「なぜこんなものが盗まれるのか?」と疑問に感じるものは、工場側も盗まれるリスクを想定していないため、侵入者も狙いやすい可能性があります。
そして工場に加え事務所も狙われてしまうと、外部に流出してはならないデータなどが盗まれてしまい、会社や多くの顧客にも被害が行き渡ってしまう可能性も危惧されます。
工場付き事務所におすすめのセキュリティ対策とは
工場付き事務所は特に入念なセキュリティ対策を講じることが大切です。夜間はひと気がなくなり、誰かいたとしても外部からわかりにくいため、そもそもの侵入を阻止することが効果的です。
防犯カメラは外からもわかるセキュリティ対策。侵入者はそもそもセキュリティが厳重な場所は避ける傾向にあるため、威嚇にも効果的です。また万が一不審人物がいた際には、録画記録から不審者が把握できます。
そして侵入をキャッチするSOSパッシブセンサーもおすすめです。侵入口となりうる出入り口付近の天井に設置することで、異常侵入をキャッチします。その際は24時間体制の監視センターへと通知がいき、迅速に警備員が駆けつけます。人がいない時間帯や休日でも、安心の対応をしてくれるのです。
工場、そして事務所は盗まれたり壊されたりしてしまっては、大きな被害となってしまうものがたくさんあります。万が一の事態に備え、常に万全のセキュリティ対策をしておきましょう。