窃盗だけではない。工場への不審者侵入におけるリスクとは
更新日: 2020/03/27
工場での不審者侵入によるリスクとは
不審者の侵入と聞くと、窃盗のイメージが大きいかもしれません。狙われやすい現金はもちろん、高価な機械類や貴金属などの資材類の可能性もあります。特にパソコンのような備品を盗まれてしまうと、個人情報や機密データが漏洩してしまい会社の信用問題に関わります。さらに、一般には出回っていない薬品などの危険物が盗まれてしまうと別の犯罪に悪用され、二次被害に及んでしまう可能性も危惧されます。
さらに、窃盗だけではありません。商品への異物混入や設備損壊による営業妨害、最悪のケースでは放火の場合もあります。結果、窃盗よりも大きな被害になってしまうこともあります。特に異物混入などのように被害が広い範囲に及んでしまう場合は、営業停止・損害賠償・取引停止等の大きなリスクも鑑みる必要があります。このように窃盗以外の、不審者侵入におけるリスクは無数にあります。
工場での不審者侵入によるリスクを避けるには
工場には従業員だけでなく、搬入や運搬などの関係者も多く出入りします。そのため、営業時間内であっても不審者の侵入を見極めるのは困難です。特に、異物混入のような被害は営業時間内に起こるケースも珍しくありません。そこで、これらのリスクを避けるのに最適なおすすめのセキュリティ対策を紹介します。
①専用ICカード
人の出入りが多い分、一人一人の管理をするには限界があります。不審者の侵入を防ぐには、立ち入らせないことが重要。専用ICカードは「いつ」「誰が」セキュリティを解除したかがわかるので、不審者の侵入を防ぐことができます。警備員による判別では手間がかかり、油断によるスキも生まれやすいのです。さらに徹底して監視を行うとなると、その分人件費もかかるのでコスト面でもデメリットになってしまいます。関係者が多く、人の手では限界がある入構管理はシステム化することで、トータル的なコスト削減かつ安全の確保にも繋がります。
②防犯カメラ
営業時間内に不審者の侵入を防げたとしても、人がいない時間帯に侵入される可能性は否定できません。実際に、窓やドアを破壊して侵入されるケースもあります。基本的には人のいない時間帯を狙う不審者の侵入を防ぐには、防犯カメラが役に立つでしょう。出入り口や窓に設置することで、不審者への威嚇の効果もあります。さらに、異常な動きを察知し監視センターが状況確認。非常時は迅速に通報してくれるため、24時間365日安心です。徹底したセキュリティ対策により、様々なリスクを避けることができます。