外部からの侵入がし辛そうな、地下店舗でも防犯対策が必要な理由とは
更新日: 2019/12/18
地下店舗は犯人にとって狙いやすい
一見、外部から犯人が侵入し辛そうな地下店舗。地下に店舗を構えているオーナー様や経営者様は防犯対策を行なっているでしょうか。実は、地下店舗は路面店よりも窃盗犯などから狙われやすいケースがあります。なぜなら、地下店舗は人目に付きにくく、人目を嫌う窃盗犯にとって恰好の的になるからです。
また、地下店舗は基本的に出入り口が1つのみということも珍しくありません。この点、犯人にとって逃げ道がないので犯行に適さないと思われるかもしれません。しかし、犯人の視点で考えてみると、少ない出口だけを押えておけば容易に逃走経路を確保することができるということでもあります。例えば、複数人での犯行を計画している犯人にとっては、一方が逃走経路の確保、他の犯人が実際に犯行、といったように役割分担すると、地下店舗は外部から侵入しやすく、狙いやすいのです。つまり、地下店舗であっても、防犯対策は欠かせません。
地下店舗に効果的な防犯対策とは
犯人にとって侵入しやすい傾向にある地下店舗ですが、防犯対策によっては路面店に比べ未然に犯行を防ぎやすいのも事実です。つまり、オーナーや経営者にとっては防犯対策を施しやすい傾向にあるのです。まず、導入したい防犯対策は以下の2つです。
①防犯カメラ
出入り口が特に限定的な地下店舗は、路面店などに比べても防犯カメラが高い効果を発揮します。実際、壁を破って侵入しやすく出入り口が複数ある路面店であれば、その分、多面的な防犯対策が必要になってきます。しかし、地下店舗であれば、基本的に壁を破ることはできませんし、出入り口は1つや2つでしょう。そのため、犯人の逃走経路が限られているので、防犯カメラを設置する場所も検討しやすく、費用的にも比較的安価で済みます。また、限られた出入り口に防犯カメラが設置してあることで、犯人から狙われにくく、侵入されにくい地下店舗になります。
②SOSボタン
犯人にとって狙いやすい一方で防犯対策が効果的な地下店舗ですが、営業中に侵入されてしまった場合、従業員に被害が及びやすい傾向があるのも現実です。というのも、出入り口が少ない分、従業員の避難経路を確保することが難しい傾向にあるからです。
その際に、検討したいのがSOS非常ボタン。これを活用することで、仮に犯人の侵入を許してしまっても、店舗内部から即座に、管理センターや警備会社にコンタクトを取ることができます。金銭的な面から店舗を守ることも重要ですが、それに加えてSOS非常ボタンのように従業員の安全も確保する必要があります。